交通事故の被害者が被害者請求で満足のいく慰謝料を得るためのポイント

交通事故1

交通事故に遭遇するということは街を歩いていたり、車で走行していれば誰にでも起こりうることです。事故に遭遇した場合、被害者請求をして慰謝料を受け取ることが可能です。被害者請求の際に注意しておかなければいけないのが自分に過失が全くなかった場合です。

過失がなかった場合、保険会社との交渉は自分自身でおこなわなければいけません。

保険会社は自分たちに有利になるように話を進めてくる

保険会社は万が一のときに補償をしてくれる強い味方です。ですから相手の保険会社もこちらの気持ちになって手厚い補償をしてくれると考えがちですが、実際はそうではありません。保険会社と言っても企業として利益を上げることが最大の目的なので、得をするか損をするかという考え方に則って社員は行動しています。

被害者に慰謝料を支払うということは保険会社の立場から言えば損失になります。保険会社と示談交渉をする際は、本心でこちらの事を考慮するような話の進め方は一切してこないという事を頭の中に常に入れておいて交渉を進めるようにしましょう。

予想される保険会社の対応

まず保険会社はこちらとの示談交渉の際、やたらと専門用語を使ってきます。示談交渉の際によく使われる単語としては「過失相殺」や「逸失利益」、「後遺障害」などがあります。これらは確かに交通事故の話し合いをすすめていくうえでは必要となる単語ですし、交通事故に関わっている人ならば誰もが知っている単語です。

しかし一般の人にとってはなじみの薄い単語ばかりなのでこういった単語を頻繁に使われたり、威圧的な態度をとられると雰囲気にのみ込まれて相手の保険会社のペースで話が進んでしまったり、意味の分からない単語ばかり使われてついつい相手の保険会社に対して感情的になってしまったりしがちですが、専門用語をやたら使ってくるのは保険会社がこちらに冷静な判断が出来ないようにするためのテクニックの1つです。

交通事故に遭遇した場合、無傷で済むということはほとんどありません。車との接触具合によっては治療期間が長引くこともあるでしょう。ところが保険会社はある一定の期間以上治療を続けていると治療費の支払いを打ち切ろうとしてきます。

ムチ打ちの場合には3ヵ月以上治療期間が続く場合にそう言ってくることが多いですし、骨折していた時でも半年を過ぎると治療を打ち切ろうとしてきます。治療を打ち切ろうとする理由としては自賠責保険から支払われる治療費に限度があるからです。

自賠責から支払われる治療費は最大120万円と決まっていて、それをオーバーした治療費は交通事故の加害者側の保険会社が全て支払う事となります。保険会社としては1円でも支払うお金を少なくしたいので自賠責の治療費が切れるタイミングで治療費の支払いの打ち切りを宣言してくるのです。

時には一方的に打ち切られることもあります。その他にも休業損害の支払いを渋ってきたり、いろいろな理由を付けて被害者側に過失があることを主張してきたり、後遺障害が認められた場合に支払われる逸失利益を減額しようとしてきたりと、ありとあらゆる方法でこちらに支払うお金を少なく済まそうとしてきます。

自分の目的を見失わないようにし、冷静に対処しよう

以上のように相手の保険会社はありとあらゆる手段を使って慰謝料を少なくしようとしてきます。時には保険会社の傲慢な態度についつい怒鳴りつけたくなることもあるでしょう。しかし保険会社はこちらに事故を起こした当事者ではありません。

あくまでも加害者の代理人なのです。代理人に対して感情的になっても何の得もありませんし、保険会社との関係を悪化させても余計に交渉を難航させるだけです。相手との示談交渉の最終目的はこちらが希望している慰謝料を払ってもらう事です。

その最終目標を忘れないようにすることが示談交渉をする際には必要不可欠です。あまりにかけ離れた金額を請求するのはもちろんダメですが、自分がこれくらいは支払ってほしいという金額を決めたら、その金額を支払うと保険会社が宣言し、契約をするまで相手に何を言われても決して感情的にはならずに冷静に対処するようにしましょう。

交通事故に関する知識を見につければ冷静に対処できます

保険会社がこちらに対して威圧的な態度をとることが多いのは、こちらに交通事故に関する知識がないという事を分かっているからです。交通事故に関する知識が乏しいままだと向こうが有利になるようにどんどん話を進められていきます。

後でもっと慰謝料を請求できることに気づいても示談交渉を成立させた時点で相手の保険会社との関係は切れるので改めて慰謝料を請求するということはできません。示談交渉をする前に、そしてしている最中でも交通事故に関する知識は得るようにしましょう。

完璧な知識を得ようとすると、専門的な書類を購入しないといけないですし、その本を読むための知識をまずつけなければいけませんが、専門用語の意味や過失割合など、交通事故に関するおおよその事はウェブ上で勉強することができます。

特に被害者が知識として知っておかなければいけないのが慰謝料には自賠責基準と任意保険基準、そして裁判所基準の3つの基準があるという事です。この知識がないままだと保険会社に低い基準で賠償金の額を決められてしまいます。

慰謝料は極力裁判所基準で求めるようにしましょう。保険会社との示談交渉は根気が必要になることが多いです。示談交渉が長引くとだんだん相手の提示される金額でもいいかなという気になってきますが、なるべく多くの賠償金を受け取りたいのであれば納得できない示談交渉には応じないようにしてください。

慰謝料の金額が妥当かどうか判断できない場合は自分が契約している民間の自動車保険会社に相談してみると良いでしょう。保険会社は過失ゼロの場合、示談交渉の代行はしてくれませんが質問に対してのアドバイスは受けることが可能です。

交通事故の加害者になってしまうと慰謝料を支払う責任が

やり取りの記録は必ず残す

示談交渉が長期的なものとなると、頭で覚えておくことは困難を極めます。しかし示談交渉をするうえで今までの示談交渉のやり取りで話し合ったことはとても重要なものとなる場合が多いです。ですから自分の頭の中だけに残しておくのではなく、箇条書きなどでもよいのでやり取りの記録は必ず文章にして残しておきましょう。

文章にして残しておくことで後で見返すことができます。やり取りの記録を見返せば相手の保険会社との話し合いがどこまで進んでいるのかを客観的に把握することができますし、今後はどういった事を話し合っていけばいいのかが分かります。

参考元『アディーレ法律事務所』 > https://www.ko2jiko.com/
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